さるさる日記より:褐色の爆撃機・・・。

『W杯』ですが、とうとう〈BEST8〉が揃いました。〈BEST8〉に残ったのは「ドイツ」、「アルゼンチン」、「イタリア」、「ウクライナ」、「イングランド」、「ポルトガル」、「ブラジル」、「フランス」です。


〈BEST8〉に残ったチームのユニフォームのメーカーは「ドイツ」、「アルゼンチン」、「フランス」の〈3チーム〉が《アディダス》、「ブラジル」、「ポルトガル」の〈2チーム〉が《ナイキ》、「イタリア」が《プーマ》、「イングランド」が《アンブロ》、「ウクライナ」が《ロット》という事です。


全参加チームの中では《プーマ》が一番多かったのですが、〈BEST8〉に残ったチ−ムの中では《アディダス》が多いという結果になりました。


今回の『W杯』で特筆すべき事は「ブラジル」の【ロナウド】が、「デル・ボンバー(爆撃機)」と言われた「ドイツ」の【ゲルト・ミュラー】の『W杯』通算「14ゴール」という記録を「32年」ぶりに塗り替えた事です。『褐色の爆撃機』の誕生という事ですね・・・。

百年龍と紅い龍・・・。

stargherking2006-06-19

久しぶりに観たのが【マイケル・マン】監督の『刑事グラハム/凍りついた欲望』です・・・。この作品を観るのは10数年ぶりになります。今回はDVDで観たのですが、今では『レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙』というタイトルになっています。レクター博士の沈黙とは・・・酷いタイトルですねorz・・・。

この『刑事グラハム』の主人公は今では『CSI』のグリッソム主任で有名な【ウィリアム・L・ピーターセン】です。字幕では【グラハム】ではなく【グレアム】と呼ばれていますね(笑)・・・。『CSI』のシーズン3第5話のゲストはダラハイド役の【トム・ヌーナン】という事なのですが、「刑事グラハム・リターンズ」という事になるのでしょうか(笑)・・・。

『刑事グラハム』の原題は『MANHUNTER』なのですが、原作は『羊たちの沈黙』で御馴染みの【トマス・ハリス】の「レッド・ドラゴン(RED DRAGON)」です。因みに【ブレット・ラトナー】監督の『レッド・ドラゴン(2002年)』は同じ原作の作品ですが、個人的にはどちらも好きな作品です。

しかし何故こんな題名になってしまったのでしょうか?・・・、原題の『マンハンター(MANHUNTER)』ですが同時期に製作の【マイケル・チミノ】監督の『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(YEAR OF THE DRAGON)』との混同を避けるためといわれています。同じFOXの映画で同じマイケルという名の監督の作品なのですが、イタリア系【マイケル・チミノ】の二番煎じというのを【マイケル・マン】は嫌ったのでしょうか?・・・(【マイケル・マン】はドイツ系?)。

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』は1985年の作品で『刑事グラハム』は1986年の作品ですが、日本公開は『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』が1986年、『刑事グラハム』が1988年という事になっています。実は1988年には【スティーブン・セガール】主演の『刑事ニコ』がヒットしていて日本公開が同じ1988年10月の『刑事グラハム』は『刑事ニコ』の人気に便乗した意味で『刑事』というタイトルを付けられたのではないか?というのが定説です・・・(グラハムは正確には刑事ではなくFBIの捜査官なのですが・・・)。

ミッキー・ローク(1956年生まれ)】【ウィリアム・L・ピーターセン(1953年生まれ)】【スティーブン・セガール(1951年生まれ)】の3人に、ちょっとした因縁があったというのが面白いですね・・・。3人に共通するのは当時と比べて別人の様になってしまった外見でしょうか(笑)・・・。この3人が共演する作品が観てみたいです・・・。

注文の少ない料理店・・・。

stargherking2006-05-31

ジョニー・トゥジョニー・トー)】監督の『ブレイキング・ニュース(大事件)』をとうとう観る事に・・・。冒頭の淡々と進んで行く「7分間1カット」の銃撃シーンは凄みがありますね・・・。

武装した強盗団と《CID(重犯罪特捜班)》の銃撃戦の後、《OCTB(組織犯罪課)》の新任指揮官【ケリー・チャン】の陣頭指揮で先ず香港警察の《機動隊(衝鋒隊?)》といえる部隊が現場の封鎖、次には御馴染み《PTU(警察機動部隊)》が導入され最後には対テロリスト特殊部隊の《SDU(飛虎隊)》が導入という風にストーリーは進んでいきます。

今回【サイモン・ヤム】の出番は少なかったのですが、その代わり《CID》の痩せた狼の様な風貌の【ニック・チョン】が良い味出していました。部下の香港の鶴瓶といわれている【ホイ・シウホン】も名演です(笑)・・・。

前半は一見普通のポリス・アクションですが、主演の【ラム・シュー】の登場から【ジョニー・トゥ】ワールドが炸裂します(笑)・・・。《刑事》と《強盗》と《殺し屋》の絡みが秀逸で、ラストの締め括りには脱帽しました。

「91分」のストーリーですが時間の使い方が見事ですね・・・、【ジョニー・トゥ】には「90分間の魔術師」という称号を付ける事にしました・・・。名人の作った「炒飯」の様な作品だと思いました(謎)・・・。

さるさる日記より:WHO・・・。

とうとう『CSI』を観る事に・・・、以前『CSI:マイアミ』の「パイロット版」は観ていたのですが・・・。


CSI』ですが『24』と違ってDVDだと1シーズン「全8巻」なんですね、とりあえず『CSI(ラスベガス)』のシーズン1第一巻を観たのですが、チーフのグリッソム役【ウィリアム・ピーターセン】は良いです(涙)。テーマソングが【The Who】の「WHO ARE YOU」なのが涙物ですね・・・。


因みに『CSI:マイアミ』では「無法の世界(WON'T GET FOOLED AGAIN)」、『CSI:NY』では「ババ・オライリィ(Baba O’Riley)」のという様にシリーズ全般でテーマソングが【The Who】というのも良いです・・・。


現在「3つ」のシリーズが存在しますが、チーフ役はいずれも曲者揃いですね(笑)・・・。


◎ラスベガスPD(ラスベガス市警)のCSIチーフ【ウィリム・L・ピーターセン】('53年イリノイ州生まれ)
フロリダ州マイアミデイド(Miami-Dade)郡警察のCSIチーフ【デヴィッド・カルーソー】('56年NY生まれ)
◎NYPD(ニューヨーク市警)のCSIチーフ【ゲイリー・シニーズ】('55年イリノイ州生まれ)


TV東京は連結決算が過去最高という事ですが、これは『CSI』効果なのでは?・・・。

リアリティとリアリズム・・・。

stargherking2006-05-09

筒井康隆】のエッセイ集『笑犬楼の逆襲』(新潮社)の中のタイトルの一つに『リアリティリアリズムではない』というのがありました・・・。精神分析学的に言うと「リアルリアリティではない」となるらしいのです・・・、現実そのものを全て同時に把握するのは人間の心では不可能であるというのですが・・・。

最近「西部劇」に嵌っていると書いてから大分経つのですが、アメリカ独立戦争を中心に展開していく【メル・ギブソン】主演の『パトリオット』を基点に、今まで観た色々な「西部劇(広義的な?)」作品を中心に18世紀後半から19世紀後半の事柄(事象)を「大雑把」に考えると、「アメリカ独立戦争(1775年〜1783年)」→「ナポレオン戦争(1803年〜1815年)」→「アラモの戦い(1836年2月23日〜3月6日)」→「阿片戦争1840年〜1842年)」→「クリミア戦争1854年〜1856年)」→「南北戦争1861年〜1865年)」→「明治維新(1868年10月23日【旧9月8日】)」という具合になりますね・・・。

少し前に「ナポレオン戦争」時代を舞台にした作品『マスター・アンド・コマンダー』を観ましたが思っていたより凄い作品で感動しました。この『マスター・アンド・コマンダー』の主人公【ジャック・オーブリー】はイギリス海軍の艦長ですが、同じシチュエーションの作品でイギリスのTVドラマ『ホーンブロワー』というのもありますね、同じイギリスのTVドラマでイギリス陸軍所属の【リチャード・シャープ】を主人公とした『炎の英雄 リチャード・シャープ』というのもあるのですが、どちらの作品も未だ観ていません・・・。

アメリカ独立戦争パトリオット)」→「ナポレオン戦争マスター・アンド・コマンダー)」→「アラモの戦い(アラモ)」と来たので、遂に『ラストサムライ』を観る事にしました・・・。『ラストサムライ』は「南北戦争(1961年〜1965年)」の少し後である「明治9年【1876年】」より始まるのですが、冒頭で主人公の【トム・クルーズ】演ずる【ネイサン・オールグレン大尉】はウィンチェスター社の宣伝マンでウィンチェスターのレバーアクションライフル【M73】のデモンストレーションをしているのが面白い所です・・・。【オールグレン大尉】といっしょに海を渡って日本に来る事になるのが【ゼブロン・ガント軍曹】ですが、この役を演ずるのが『処刑人』の殺し屋【イル・ドゥーチェ】である【ビリー・コノリー】だったのには驚きました・・・。因みに日本で【オールグレン】達の案内役である【サイモン・グレアム】役は『ハリーポッター』で有名な【ティモシー・スポール】でした。途中でネズミに変身するのかと思いました(笑)・・・。

この『ラストサムライ』ですが「時代公証」や「武士道」の表現(体現)の仕方には色々と問題点はあるのでしょうが、なかなか面白い作品だと思いました。【トム・クルーズ】に「ボブ」というニックネームを付けられた「寡黙なサムライ」役の【福本清三】が一番光ってましたね(涙)。彼は常に右手に「」を携えて黙々と立っているのですが、主君である【勝元】の緊急時には左手に「」を携えて跳んでくるという所は見事ですね(右手で携えるというのは敵意が無いという意味であり、左手で携えるというのはその逆の状況を表しているので)。【中尾】役の【菅田俊】が【トム・クルーズ】に膝十字固めを掛ける所もなかな面白い所です(元々の柔術には足関節を極める技があったというのですが・・・、竹内流小具足術でしょうか?・・・)。また「太刀」と「打刀」での差し方が違うのも面白いですね(「太刀」は刃を下に、「打刀」は刃を上に差していました・・・)。

日本流で言う所の《殺陣》が見事な作品です。《殺陣》に関しては日本人の専門家(武道家)も関係しているとの事ですが、「アクション監督」は『ブレイブハート(1995年)』や『グラディエーター(2000年)』の【ニック・ポール】です(注:他に主に制作で同名の人が居る様です)。この人ですが『ボーン・アイデンティティ』の「アクション監督」でもあった様です(『ボーン・スプレマシー』は違う人だった様です。前作に比べて「キレ」の無いアクションに思えた原因は「アクション監督」が違う事が原因だったのでしょうね)。

リアリズム》という点に関しては問題点が多い作品だと思いますが、《リアリティ》という点に関しては優れた作品であったと思います。154分という時間が瞬く間に過ぎ去り、もっと観たかったと思える上質な作品でした・・・。

沈黙のBLOG vol.3・・・。

stargherking2006-04-27

【スティーブン・セガール】主演の『イントゥ・ザ・サン』(邦題:最悪)を観ました(笑)・・・。正直言って「最悪」ですorz・・・。前に観た『一撃 ICHIGEKI』も酷かったのですが、この『イントゥ・ザ・サン』はもっと酷いですね(両作品共に、脇の下を斬るというのは流石ですが)・・・。私が今まで観た【セガール】作品の中では仏血斬りのワースト1ですね(因みにワースト2は『一撃』です)・・・。

実を言うと先週は「日曜洋画劇場」の『電撃』を観たせいで「セガール」が上がりw、『グリマーマン(邦題:鼻血)』と『撃鉄 GEKITETZ ワルシャワの標的(THE FOREIGNER)』を観ていました。因みに『撃鉄』は私が今まで観た【セガール】作品の中でベスト1の作品で何回観ても良い作品ですね・・・。(因みに今まで新作で借りてきたDVD(VHS)を、返し終わってから数日後にまた借りに行ったのは『スズメバチ』とこの『撃鉄』だけです)。

グリマーマン』は【セガール】初の「サイコ・サスペンス」か?と思った作品ですが、空けてみれば、いつもと同じ【セガール】アクションでした(笑)。山本寛斎の様な派手な中国服に驚きますね(笑)。ストーリーですが【セガール】はNYPD(ニューヨーク市警)の刑事で、LA(ロサンゼルス)の事件に協力するように要請を受けてLAPD(ロス市警)の刑事(キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ)と組んで捜査を開始するといった具合になっています・・・。

セガール】といえばシングル・スタック(シングル・カラム)の《ガバメント(1911)系》の銃を使うのが特徴なのですが、この『グリマーマン』では一般的な「.45口径(.45ACP)」の《ガバメント》ではなく「9mm(9mmパラ)」か「.38スーパー」の《ガバメント》を使用している様で、後半の銃撃シーンでは「9発」撃ってからマガジン・チェンジをしている様に見えます。

一般的な《ガバメント》ではマガジンの装弾数は「7発」ですが、ウィルソン等のマガジンでは「8発」というタイプもあります。因みに【セガール】は「コンバットロード」といってチャンバーに1発装弾してからフル装弾のマガジンを装填しているとの事なので、この作品ではマガジン・チェンジするまで10発(9+1)撃てるのですが、全弾撃つとホールド・オープンしてしまいます。この作品ではホールド・オープンする前にマガジン・チェンジしているので「9発」撃ってマガジン・チェンジしていると思われますね・・・。そもそも「コンバットロード」しているのにホールドオープンさせる訳がないのですが・・・。(「9mm」「.38スーパー」仕様のガバメントのマガジンは装弾数9発です)

この『グリマーマン』ですがストーリー的にもアクション(銃撃戦)的にも面白い作品ですね。【ブライアン・コックス】はこの後に『ボーン・アイデンティティ』なのですね(笑)。共演の【キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ】ですが、実は【ブルース・ウィリス】主演の『ラスト・ボーイスカウト』で元NFLの選手役の人と同じ人だと思っていたのですが、『ラスト・ボーイスカウト』に出演しているのは弟の【デイモン・ウェイアンズ】で2人は兄弟だったのですねorz・・・。

『撃鉄』は【セガール】が珍しく「気絶」させられる作品です。それと【セガール】が《ガバメント(1911)系》の銃を使わない作品でもあります(使うのはラドムの【MAG95】です)・・・。【セガール】を狙う3人の殺し屋の内の1人が【マックス・ライアン】ですが、ショルダー・ホルスターにグロック【G17L】、クロスドロー・ホルスターにサイレンサー付きのグロック【G17】、右足のブーツにワルサー【TPH(.22口径)】という様に凄い装備です(後半はSMGの【Wz63(PM63)】も使っています)。当時デビューしたばかりのシトロエンC5や殺し屋の1人がトヨタセリカを乗っていたり車にも凝っていますね・・・。

「CIA」対【セガール】といった「CIA」絡みのストーリーが秀逸です。続編にあたる『撃鉄2 クリティカル・リミット(BLACK DAWN)』はDVDが6月リリースの予定という事です(残念ながら日本未公開)。『撃鉄』『撃鉄2』は【セガール】演ずる元「CIA」の【ジョナサン・コールド】が主人公ですが、【セガール】としては【ライバック】シリーズに続くシリーズ物ですね、大変楽しみな作品です・・・。

さるさる日記より:VS・・・。

20世紀FOXは。『エイリアンVSプレデター』の続編、
Alien vs Predator II』の全米公開日を2007年8月10日に正式決定した模様・・・。


VS(対決物)というと「リプリー」VS「サラ・コナー」、
ジェームズ・ボンドショーン・コネリー)」VS「ダーティ・ハリー(クリント・イーストウッド)」、
ワイルド7」VS「ドーベルマン刑事」等が観てみたいです・・・。