百年龍と紅い龍・・・。

stargherking2006-06-19

久しぶりに観たのが【マイケル・マン】監督の『刑事グラハム/凍りついた欲望』です・・・。この作品を観るのは10数年ぶりになります。今回はDVDで観たのですが、今では『レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙』というタイトルになっています。レクター博士の沈黙とは・・・酷いタイトルですねorz・・・。

この『刑事グラハム』の主人公は今では『CSI』のグリッソム主任で有名な【ウィリアム・L・ピーターセン】です。字幕では【グラハム】ではなく【グレアム】と呼ばれていますね(笑)・・・。『CSI』のシーズン3第5話のゲストはダラハイド役の【トム・ヌーナン】という事なのですが、「刑事グラハム・リターンズ」という事になるのでしょうか(笑)・・・。

『刑事グラハム』の原題は『MANHUNTER』なのですが、原作は『羊たちの沈黙』で御馴染みの【トマス・ハリス】の「レッド・ドラゴン(RED DRAGON)」です。因みに【ブレット・ラトナー】監督の『レッド・ドラゴン(2002年)』は同じ原作の作品ですが、個人的にはどちらも好きな作品です。

しかし何故こんな題名になってしまったのでしょうか?・・・、原題の『マンハンター(MANHUNTER)』ですが同時期に製作の【マイケル・チミノ】監督の『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(YEAR OF THE DRAGON)』との混同を避けるためといわれています。同じFOXの映画で同じマイケルという名の監督の作品なのですが、イタリア系【マイケル・チミノ】の二番煎じというのを【マイケル・マン】は嫌ったのでしょうか?・・・(【マイケル・マン】はドイツ系?)。

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』は1985年の作品で『刑事グラハム』は1986年の作品ですが、日本公開は『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』が1986年、『刑事グラハム』が1988年という事になっています。実は1988年には【スティーブン・セガール】主演の『刑事ニコ』がヒットしていて日本公開が同じ1988年10月の『刑事グラハム』は『刑事ニコ』の人気に便乗した意味で『刑事』というタイトルを付けられたのではないか?というのが定説です・・・(グラハムは正確には刑事ではなくFBIの捜査官なのですが・・・)。

ミッキー・ローク(1956年生まれ)】【ウィリアム・L・ピーターセン(1953年生まれ)】【スティーブン・セガール(1951年生まれ)】の3人に、ちょっとした因縁があったというのが面白いですね・・・。3人に共通するのは当時と比べて別人の様になってしまった外見でしょうか(笑)・・・。この3人が共演する作品が観てみたいです・・・。