コマンドー・・・。

『コマンドー』【commando】というとアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『コマンドー』(1985年)を思い出しますね・・・。
因みに辞書等での表記では『コマンドー』では無く『コマンド』が正しい様です。日本語的な文字表記では命令や指令を意味する【command】（コマンド）と区別するため、奇襲部隊やゲリラ部隊を意味する【commando】を『コマンドー』と表記する場合がある様です。

今回、何気にリチャード・バートン主演の1970年の作品『ロンメル軍団を叩け』【RAID ON ROMMEL】を観ました・・・。
元々同じユニバーサル・ピクチャーズが製作したロック・ハドソンとジョージ・ペパード出演の1966年の作品『トブルク戦線』の焼き直しの作品の様ですね・・・。クライマックス・シーン等を『トブルク戦線』から流用しているというし・・・意外と低予算で巧く作った作品といえるかも？・・・。

英国陸軍諜報部員？のリチャード・バートンが、第五コマンドー部隊（Vフォース）と合流して艦隊上陸のために、トブルクにある『砲台』を破壊するというストーリーなんですが、ストーリー的には『ナバロンの要塞』(1961年)と『荒鷲の要塞』(1968年)を足して2で割ったという感じでしょうか？・・・。個人的には、なかなか面白い作品だと思いました・・・。

英国の『コマンドー』（コマンドー部隊）はチャーチルが第二次大戦中に英国陸軍と英国海兵隊（ロイヤル・マリーン）から抜粋して編成した部隊の様ですが、第二次大戦後は英国海兵隊にだけ『コマンドー』という名称の部隊が残り、他は吸収されたり解体されたりした様です。

リチャード・バートンなんですが1953年の作品『砂漠の鼠』【THE DESERT RATS】ではオーストラリア軍の大尉役でロンメルと戦っています。
この作品のロンメル役はジェームズ・メイソンなんですが1951年の作品『砂漠の鬼将軍（砂漠の狐）』【THE DESERT FOX】の方でもロンメル役なんですね・・・。

ユニバーサル・ピクチャーズからは、この『ロンメル軍団を叩け』と『ミッドウェイ　特別版』、『マッカーサー』の3作品がセットで『WAR Collection Battle BOX』というのが発売されているのですが非常に欲しいです（涙）・・・。