目黒のさんま・・・。

stargherking2005-08-07

『007』の第21作目である『Bond21』(カジノ・ロワイヤル?)ですが、ボンド役が難航中ですね・・・。個人的には『ボンド』(ジェームズ・ボンド)役というと【ショーン・コネリー】なんです・・・。
高校の頃見た雑誌(「MEN'S CLUB」の増刊?)のコラムに「シャツの着こなし」というのがあって、その中に【ショーン・コネリー】の話がありました。ワイド・スプレッドでシーアイランド・コットン(海島綿)のシャツを着る【ショーン・コネリー】を『目黒のさんま』にたとえて(譬えて)、『ジャームズ・ボンドはション・コネリーじゃないと』・・・というくだり(件)が印象的でした。

ボンドというと【ショーン・コネリー】贔屓だったので、【ロジャー・ムーア】の「007」作品はあまり観ていませんでした(注 TV放映のは観ているのですが・・・)。因みに映画館で観た『007』というと『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(ショーン・コネリー)と『美しき獲物たち』(ロジャー・ムーア)だけです・・・。

少し前に第10作『私を愛したスパイ』(1977年)、第11作『ムーンレイカー』(1979年)、第12作『ユア・アイズ・オンリー』(1981年)の3作品を観ました。字幕版で観るとTVの吹き替え版とでは全然印象が違うのに驚きました。もちろんTV放映だと時間的にカットしているのも原因なんでしょうが・・・。この3作品を観た後に第9作『黄金銃を持つ男』(1974年)と第8作『死ぬのは奴らだ』(1973年)を観たんですが、【ロジャー・ムーア】の『ボンド』もなかなか良いかな?と思いました・・・。

ロジャー・ムーア】の『007』以外の作品という事で、最近『北海ハイジャック』(1980年)を観ました。「海上」が舞台という事で少し前に観た『ジャガーノート』(1974年)を彷彿させます。北海の油田基地がテロの標的という事ですが正確には「掘削基地」、「油井塔」、「運搬船」(作業船)の3箇所が標的という複雑な様相を呈しています。またイギリス政府と世界的に高名な保険組合【ロイズ】が関係しているという重厚なストーリになっています。

監督は『ワイルド・ギース』(1978年)で有名な【アンドリュー・V・マクラグレン】です。そういえば【ロジャー・ムーア】は『ワイルド・ギース』にも出演していましたね・・・。面白いことに【ロジャー・ムーア】は第10作『私を愛したスパイ』(1977年)から第12作『ユア・アイズ・オンリー』(1981年)までの間に『ワイルド・ギース』(1978年)、『北海ハイジャック』(1980年)、『シーウルフ』(1980年)と、【アンドリュー・V・マクラグレン】監督の作品【3つ】に出演(主演)しているんですね。どれもアクション映画としては【名作】の部類に入る作品だと思います。『シーウルフ』だけ未見なんですが(汗)・・・。

この『北海ハイジャック』(原題【FFOLKES】)は『ムーンレイカー』と『ユア・アイズ・オンリー』の間の作品という事なんですが、【ロージャー・ムーア】扮するフォルクス(FFOLKES)が「女嫌い」という設定が面白いですね(笑)・・・。「猫好き」に「スコッチ好き」というのも・・・。この作品ですが、SIGの【P210】が出てくる数少ない作品だと思います。テロリスト役の【アンソニー・パーキンス】が見事ですね(涙)・・・。