I FEEL GOOD・・・。

stargherking2006-12-28

今年(2006年)観た映画の≪BEST10≫です・・・。

  • 9位 『ブレイキング・ニュース』(2004年)

http://d.hatena.ne.jp/stargherking/20060531


  • 8位 『DOMINO』(2005年)

http://blog.livedoor.jp/lomolomolomo/archives/50547151.html


http://blog.livedoor.jp/lomolomolomo/archives/50393419.html


http://blog.livedoor.jp/lomolomolomo/archives/50389568.html


  • 3位 『クラッシュ』((2004年)

http://d.hatena.ne.jp/stargherking/20060120


http://d.hatena.ne.jp/stargherking/20060212


※『マイアミバイス』と『カジノロワイヤル』は「特別枠」という事で・・・。


◎2005年の≪BEST10≫は↓こちらです・・・。
http://d.hatena.ne.jp/stargherking/20051230

沈黙のBLOG vol.4・・・。

stargherking2006-09-13

2006年10月公開予定の香港映画、『ドラゴン・スクワッド』の制作総指揮は【スティーヴン・セガール】なんですね・・・。

という事で【スティーヴン・セガール】主演の『沈黙の追撃』[SUBMERGED]と『撃鉄2-クリティカル・リミット-』[Black Dawn]を観たのですが最近の【セガール】は忍法(変わり身の術)を頻繁に使っているのが残念ですorz・・・。

沈黙の追撃』は『ロック、ストック&・・・』や『スナッチ』で有名ですが、『X-MEN3』では【ジャガーノート】役を演じている【ヴィニー・ジョーンズ】とTV版『ロック、ストック&・・・』では『スナッチ』の【ブラッド・ピット】の様な「アイリッシュ・ジプシー(パイキー)」のボス役を演じていた【ニック・ブリンブル】が出演しています(【ニック・ブリンブル】は『一撃』にも出演していますね・・・)。

エグゼクティブ・デシジョン』を以来久しぶりに「チーム」を率いる事になった【セガール】ですが・・・。配役は良いのですが、ストーリーもアクションもいまいちの作品でした・・・。【ヴィニー・ジョーンズ】対【スティーヴン・セガール】が観たかったのですがw・・・。

『撃鉄2』はタイトル通り『撃鉄』[THE FOREIGNER]の続編という事です。『沈黙の戦艦』[UNDER SIEGE]、 『暴走特急』[UNDER SIEGE 2]では《NAVY-SEALs》の【ケイシー・ライバック】というキャラクターを演じていた【セガール】ですが、『撃鉄』、『撃鉄2』では元《CIA》の【ジョナサン・コールド】というキャラクターを演じています。

『撃鉄』とは比べ物にならない位の駄作ですねorz・・・。『撃鉄』の監督は『沈黙の標的』の監督でもあった【マイケル・オブロウィッツ】、『撃鉄2』の監督は【ジャン=クロード・ヴァン・ダム】主演の『マキシマム・リスク』で撮影監督だった【アレクサンダー・グラジンスキー】です。ストーリー自体は良いと思うのですが、演出がグラグタなのが残念です・・・。

セガール】も【ケイシー・ライバック】シリーズ第3弾[UNDER SIEGE 3]あたりで「沈黙」した方がよさそうですねorz・・・。

「24」 vol.3・・・。

stargherking2006-09-12

遂に『24』シーズン5のVol.1〜Vol3を観ました。

実はシーズン5を観る前に『007/美しき獲物たち』を観ていました・・・。というのも『007/美しき獲物たち』で【クリストファー・ウォーケン】演ずる【マックス・ゾリン】の「右腕」、【スカーピン(スカルピン)】を演じている【パトリック・ボーショー[Patrick Bauchau]】がシーズン5に出演するという事を知ったからです・・・(登場するのはVol.4に収録のEpisode7だけの様ですが・・・。)どの様な役柄かは、未だ分かりませんが楽しみです・・・。

因みに『24』シーズン5ですがVol.1〜Vol.3は「9月2日」、Vol.4〜Vol.6は「9月23日」、Vol.7〜Vol9は「10月7日」、Vol.10〜Vol.12は「11月3日」リリースという事です・・・。(※シーズン5で【ジャック・バウアー】が使用する「銃」はシーズン3から使用しているH&Kの【USP-C(コンパクト)】です。)

今回の【ジャック】は《生え際》がヤバイのが気になりますがw・・・、相変わらずの《》好きの様ですww・・・。驚いたのは【ジャック】の「娘」である【キンバリー】が《復活》するという事です。居たら居たで「う○い」のですが居ないとなんとなく寂しかったので《復活》には期待しています・・・。しかし【彦摩呂】も出演しているのには驚きましたw・・・。「テロリストの産業革命やぁ〜」とか言いそうですね(爆)・・・。

しかしCTUもやっと「携帯メール」を使える様になったのに安心しましたw・・・(シーズン3で使ってればorz・・・)。これからどの様に展開していくのか楽しみです・・・。

Mr. & Mrs. Bond・・・。

stargherking2006-09-11

『BOND21』である『カジノ・ロワイヤル』がそろそろ公開(全米公開:2006年11月17日、日本公開:2006年12月1日)という事なので、久しぶりに『女王陛下の007(OHMSS)』を観ていました・・・。

何故『女王陛下の007』か?というと・・・、『カジノ・ロワイヤル』には【エヴァ・グリーン】演ずる【ヴェスパー・リンド】というキャラクターが登場するのですが、『女王陛下の007』の原作では冒頭で【ボンド(ジェームズ・ボンド)】が休暇を取って【ヴェスパー・リンド】の墓参りをする件があるからです・・・(映画の方では描かれていないのですがorz・・・)。

もう一つ『カジノ・ロワイヤル』と関係ある作品として、【ティモシー・ダルトン】が【ボンド】を演じた『消されたライセンス』があります。『消されたライセンス』に登場した《CIA》の【フィリックス・ライター】が何故「あの様になったか?」が『カジノ・ロワイヤル』で知る事が出来るので楽しみです・・・。特に【フィリックス・ライター】役はあの?【ジェフリー・ライト】なので「や○れ」ぶりには大変期待していますw・・・。

この『女王陛下の007』はSIGの【P210】という拳銃が登場する数少ない作品です。何故【P210】が登場するのか?という事ですが、【ブロフェルド(ブローフェルド)】が「スイス」に潜伏しているというのと深い関係がある様ですね・・・(何故か「ユニオン・コルス」の連中も【P210】を使っているのですが・・・)。

【ブロフェルド】の部下(手下)達は【P210】の他にSIGのアサルト・ライフルである【SIG 510(StG 57)】を使っていますが、この銃も映画に登場するのは珍しいですね・・・。[NATO弾(.308NATO弾=7.62mmx51)]を使用する【SIG510-3】なのか[7.5mmx55.5]弾を使用する【SIG510-1】=【Stg57】なのかは確認出来ませんが、フルオートよりはセミオートで使った方が良いと思うのですが・・・。

「銃」も珍しい物が登場していますが「車」も珍しい物が登場しています。今回「ボンド・カー」として登場しているのはV8エンジンを搭載した【アストンマーティン・DBS('1969)】です。他に【マーキュリー・クーガーXR7・コンヴァーティブル('1969)】も登場します。『ゴールドフィンガー』では【アストンマーティン・DB5】をボコボコにしている【ボンド】ですが【アストンマーティン・DBS】の方は丁寧に乗っていますね・・・。

この作品で【ボンド】を演じた【ジョージ・レーゼンビー】は、この作品のみで降板したのですが、同じ《偶数ボンド》である【ダニエル・クレイグ】は「何作」続ける事が出来るのでしょうか?・・・今から楽しみですww・・・。

3人寄れば文殊の智慧,4人寄れば侏儒の知恵・・・。

stargherking2006-08-28

ビックコミック」で連載されている『宗像教授異考録』(異考録)という「星野之宣」氏の漫画は大変面白いですね・・・。
この漫画なんですが、【comic トム・プラス】(潮出版社)という雑誌で連載されていた、『宗像教授伝奇考』(伝奇考)【全6集+特別版】という漫画の続編なんですね・・・。
この作品の事は「ビックコミック」連載の『宗像教授異考録』を観るまで知らなかったのですが、「宗像」(むなかた)という苗字は、「南方」(みなかた、南方熊楠)からきているのでしょうね・・・。

この『宗像教授異考録』の「大天竺鶏足記」(前編、後編)は、「酉年」にちなみ鶏足山と呼ばれる場所における「山の伝説」に興味を示し、仏法協会のインドへの巡礼団のオブザーバーとして同行する【宗像教授】が遭遇する怪異な体験の話です。
鶏足山で起こった地震で現れた新たな遺跡の中に「不思議の国のアリス」の様に迷い込んだ【宗像教授】が「迷い」の有る者がここに来ると告げられ、【磨崖仏】(自然の懸崖または大石に仏像を彫刻したもの)である『マハーカッサパ(摩訶迦葉)』と問答をします。

マハーカッサパ(摩訶迦葉)』は、この世の全ての人が《梵天ブラフマー)》なのだと【悟りの境地】を【宗像教授】に説くのですが、【宗像教授】の「あなたは【悟りの境地】に至ったのですか?」という問いに、私はまだ修行の身《菩薩》なので・・・と微笑みを浮かべ消えていきます。

菩薩》は《仏陀(【悟りの境地】に至ったもの)》の一つ前の段階をいうものらしいのですが、私には『マハーカッサパ(摩訶迦葉)』の微笑みが実は苦笑い(苦笑)だったのでは?と思えました・・・。

正統とは何か?・・・。

stargherking2006-07-21

少し前の事になりますが、書店で『別冊 太陽スペシャル【柳宗悦の世界】』(平凡社)という雑誌が目に留まりました・・・。元々【柳宗悦】という名称(名前)は「オークション・ハウス」という漫画とか「CasaBRUTUS」という雑誌で目にしているぐらいで、どんな人物だったのか細かい所まで関心はありませんでした。

この【柳宗悦】という人物は一般的には美術評論家という事ですが、白樺派に参加したり、生活に即した民芸品に注目して「用の美」を唱え、『民芸運動民藝)』を起こした人物であった様ですし、朝鮮の陶磁器や古美術朝鮮の文化にも深い理解を寄せ、李朝美術(朝鮮王朝美術)の紹介や日本に【ウィリアム・ブレイク】を紹介した人物でもあった様です。

柳宗悦】の残した書籍(書物)の一つに『民藝四十年』(1958年-宝文館・1984年-岩波文庫)があります。西欧思想や西欧美学に没頭した人物達が興した「白樺派」は、ある意味「西欧かぶれ達」が興した芸術運動であると言えます。【ウィリアム・ブレイク】から始まった【柳宗悦】の『美(芸術、美学)』に対する探求(研究)は李朝美術(朝鮮王朝美術)という様式(形式)を媒介して日本における「無名の職人による民衆的美術工芸の美を発掘し世に紹介する」つまりは『民芸運動民藝)』というものに至ったとされています・・・。

また【柳宗悦】は「無事の美(平事の美)」「本来の美」、「奇数の美(不完全の美)」「貧の美(ワビ・サビの美)」「自在の美(未生の美)」「速刻の美(直観の美)」「閑相の美(閑けさやの美)」等という見識(見解)というものを経て、《「西洋の眼」では無く「日本の眼」に確信をもちなさい、それを世界に輝かせなさい》と言う言葉を残しています。この様に「日本の眼」を確認した【柳宗悦】は結局これらを総じて『無の美』と言える達観に到達したとされています・・・。

最近ネット・モーグル(季節外れですがネット・サーフィンの事ですw、トリノ五輪の時世だったので・・・)をしていて、気になった事(事象)に【マックス・ウェーバーマックス・ヴェーバー)】の『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(プロ倫)』と【フランシス・ベーコン】の『ベーコン随筆集』というものがあります。

マックス・ウェーバー】と【フランシス・ベーコン』については名称(名前)は知っている程度で細かい事はあまり知りませんし、もちろん『プロ倫』や『ベーコン随筆集』という書籍を今まで読んだ事はありませんでしたorz・・・。

ドイツの社会学者【マックス・ウェーバー】の『プロ倫』に関しては《営利優先の社会はやがて、「精神の無い専門人」と「心情の無い享楽人」を生みだす》という言葉が気になったからでありますし、『ベーコン随筆集』に関しては、最近気になった言葉に「Scientia est potentia(スキエンティア・エスト・ポテンティア)」という言葉があって、この言葉は英語表現における「Knowledge is power(知識は力なり)」という言葉に相当し、「Knowledge is power」という言葉がイギリスの哲学者【フランシス・ベーコン】の『ベーコン随筆集』の中にある言葉であるという点が気になったからです・・・。

私は「精神の無い専門人」というは【スタンリー・キューブリック】の『博士の異常な愛情』における【ストレンジラブ博士】、「心情の無い享楽人」というのは【ルイ・マル】の『鬼火』のおける主人公【アラン】の事なのかな?とふと思いました・・・。
知識(教養)」というものが、そもそも「何?」であるのか?、「知識(教養)」を備えた人間がどの様な行動及び言動をするべきか?私には解りません・・・。ロシアの作家【アントン・チェーホフ】は教養人の条件、すなわち教養ある人はどういう行動をとるべきかという事柄(事象)に対していくつかの言葉を残している様です。【アントン・チェーホフ】は自らの作品に対する基本的態度として《思想が形象を生むのでない。生きた形象が思想を生むのである。》という風に語っています・・・。

『別冊 太陽スペシャル【柳宗悦の世界】』を読んでいたらイギリスの作家【ギルバート・キース チェスタトン(G. K. チェスタトン)】の『正統とは何か](Orthodoxy)』という書籍(書物)についての言及といったものがありました。私は『ブラウン神父』シリーズ、『ポンド氏の逆説』『奇商クラブ』といった【G・K・チェスタトン】の作品は読んでいて好きな作家の一人として挙げているのですが、この『正統とは何か』いう作品は読んだ事がありませんorz・・・。
彼独特の逆説的発想と諧謔(ユーモア)溢れる文体で文明の危機と現代人の病理を予言したとされる古典的名著という事ですが、私は「正統」という言葉(事象)が大嫌いなので、この作品を垣間見る事が大変楽しみであります(微笑)・・・。

The longest day・・・。

stargherking2006-06-30

6月6日というと『オーメン』を思い出してしまいますが、1944年の6月6日は『D-デイ(D-Day)』で御馴染みの「ノルマンディー上陸作戦」こと「オペレーション・オーバーロード」が決行された日です。

という事で今回初めて観る事になったのが1962年の作品『史上最大の作戦【The longest day】』です。【コーネリアス・ライアン】のノンフィクションを基にハリウッドの名プロデューサー、ダリル・F・ザナックが製作費36億を投じて作り上げた戦争映画の名作で、上映時間は約3時間(179分)の超大作です(オリジナルはモノクロの作品です)・・・。

「ノルマンディー上陸」に関しては「5つの管区」での一斉上陸が行われたという事ですが、「5つの管区」とは《ソード・ビーチ》《ジュノー・ビーチ》《ゴールド・ビーチ》《ユタ・ビーチ》《オマハ・ビーチ》の事で、《ソード・ビーチ》《ジュノー・ビーチ》《ゴールド・ビーチ》の「3つ」は〈イギリス〉側の担当、《ユタ・ビーチ》《オマハ・ビーチ》の「2つ」は〈アメリカ〉側の担当で、一番被害が大きかったのが《オマハ・ビーチ》だった様です。この《オマハ・ビーチ》の戦闘は『プライベート・ライアン』の冒頭でも描かれています。

アメリカ〉側の【ヘンリー・フォンダ】【ロバート・ミッチャム】【ジョン・ウェイン】【ロバート・ライアン】を中心に米・英・仏・独のトップスター総出演の作品です・・・。ふてぶてしい態度の【ロッド・スタイガー】、英国空軍将校役の【リチャード・バートン】、新兵のくせに態度がデカイし持っている銃(ブレンガン)もデカイ【ショーン・コネリー】の3人は未だ若いですねw・・・。【ショーン・コネリー】に関しては同年に『007/ドクター・ノオ』が公開される事になるのですが、〈ドイツ〉側には『私を愛したスパイ』の「ストロンバーグ」役【クルト・ユルゲンス】と『ゴールドフィンガー』の「ゴールドフィンガー」役【ゲルト・フレーベ】が出演しています・・・。

1977年には同じ【コーネリアス・ライン】の原作を基にした作品である『遠すぎた橋【A BRIDGE TOO FAR】』が公開されているのですが、こちらでは【ショーン・コネリー】が主演扱いになっているのが面白いですね・・・。

史上最大の作戦』ですが個人的には〈アメリカ軍〉より〈イギリス軍〉の方に憧れます。特に「バグパイプ」を先頭に突進して往く「スコットランド師団?」、「空挺部隊」の落下地点の確保のために出撃した〈イギリス〉と〈カナダ〉の混成部隊である「グライダー部隊」には痺れました。

約3時間の作品ですが長さを感じさせない秀作です。毎年この時期(6月)になると観たくなってしまう作品になると思います・・・。